ミカンソウ科
Phyllanthaceae
ツシマカンコノキ
Glochidion puberum (L.) Hutch.
- 別名
- コバケカンコノキ,アカゲカンコノキ
- 英名
- No Information
- 中国名
- 算盤子,紅毛饅頭果
- 花期
- 5~9月
- 生薬名
- 算盤子(サンバンシ)
- 薬用部位
根,枝葉
- 成分
セスキテルペン誘導体(glochicoccin D, phyllaemblic acid),リグナン(glochinin A)
- 産地と分布
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長崎県対馬,熊本県,および中国,台湾に分布し,海岸近くの疎林に生える.
- 植物解説
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落葉小高木または低木.樹高1~3 m.よく分枝し,小枝には毛が密生する.葉は互生し,葉身は披針状長楕円形または楕円形,先は鈍頭で微突起になることが多く,基部は鋭頭となり,全縁,裏面に毛を密生する.花は黄緑色で葉腋に束生する.雌雄異花.さく果は扁球形で,毛を密生,普通7浅裂し,長さ4~5 mm,幅10~15 mm.
国内での分布は限られている.
- 薬効と用途
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カゼの発熱,暑さによる口渇に用いる.口内炎,湿疹,ただれた皮膚病には外用する.葉は腹下しに用いる.中国で薬用にされる.
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