ウリ科
Cucurbitaceae
コロシントウリ
Citrullus colocynthis (L.) Schrad.
- 別名
- コロシント
- 英名
- colocynth, bitter apple, bitter cucumber, desert gourd, egusi, vine of Sodom, wild gourd
- 中国名
- 薬西瓜
- 花期
- 7~10月
- 生薬名
- コロシント実(コロシントジツ)
- 薬用部位
果実
- 成分
トリテルペン(colocynthin, cucurbitacin E),フラボノイド(6-C-p-methylbenzylvitexin)
- 産地と分布
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北アフリカ原産で,地中海沿岸,スペイン,セイロン島で栽培される.
- 植物解説
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つる性の一年草.スイカと同属で葉も花もよく似ている.分岐する巻ひげで他物にからまり,葉は羽状に深裂し裂片はさらに浅裂する.雌雄同株.株上に黄色で柄のある雌,雄花を付ける.果実はスイカに似た球形で,緑と黄のまだらが入り,黄色に熟す.香りもスイカに似るが,非常に苦い.
- 薬効と用途
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峻下(激しい下剤)作用があり,煎じて用いるか水エキス,アルコールエキスを用いる.服用して2~3時間で大量の水様性便が出る.多量に用いると激し腹痛と衰弱が起こり,血便が出る.
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