熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

ケシ科
Papaveraceae
クサノオウ
Chelidonium majus L. subsp. asiaticum H.Hara
別名
イボクサ,タムジクサ,チドメグサ,ヒゼングサ
クサノオウ
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  • クサノオウ
  • クサノオウ
  • クサノオウ
英名
greater celandine, nipplewort, swallowwort
中国名
白屈菜
花期
4~7月
生薬名
①白屈草(ハククツサイ)
薬用部位

①全草,②葉

成分

アルカロイド(chelidonine, protopine, chelidimerine

化学構造式

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  • クサノオウ 化学構造式1
  • クサノオウ 化学構造式2
  • クサノオウ 化学構造式3
産地と分布

北海道から九州,およびサハリン,朝鮮,中国東北部に分布し,道端や林縁,石垣の間の陽地に見られる.

植物解説

二年草.草丈約50 cm.根は橙路で直下する.茎は直立する.葉は羽状に全裂し茎とともに黄色の乳液を含む.花序は散形状,花弁は黄色で4個.さく果は棒状.

薬効と用途

含有アルカロイドは有毒であるため服用は危険.以下の外用法でも注意して利用する.湿疹,疥癬,田虫,いぼなどの皮膚疾患には全草の煎液で患部を洗浄する,および生の茎葉のしぼり汁を繰り返し塗布する.花期の葉を細かく刻み,焼酎に漬けたものを打撲,腫れ物,虫刺され,田虫,疥癬に塗布する.