シソ科
Lamiaceae
ローズマリー
Rosmarinus officinalis L.
- 別名
- マンネンロウ
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- 英名
- rosemary
- 中国名
- 迷迭香
- 花期
- ほぼ通年
- 生薬名
- 迷迭香(メイテツコウ)
- 薬用部位
全草
- 成分
フェノール性化合物(carnosic acid, carnosol),モノテルペン(pinene, camphene, cineol)
- 産地と分布
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地中海沿岸の原産.
- 植物解説
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常緑低木.樹高1~2 m,幹は直立するものと匍匐するものがある.葉は対生し,無柄で多数付き,線形で長さ2~3 cm.鈍頭で平滑,葉縁は反巻する.茎上部の葉腋に淡紫色から紫紅色の唇形花を短総状花序に輪生する.
- 薬効と用途
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健胃,駆風(腹のガスを除く),鎮痛,鎮痙作用があり,胃痙攣,頭痛,閉経などに用いる.チンキ剤をリウマチや関節痛,皮膚疾患に外用するほか,フケを改善し,育毛効果があるとされ,シャンプーやヘアトニックに利用される.
ハーブとして肉料理に合い,スープやシチューなどにも加えられる.
14世紀にはローズマリーのアルコール剤である「ハンガリー王妃の水剤」という若返り薬が有名であったが,今日でも香水として販売されている.
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