熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ウコギ科
Araliaceae
ヤマウコギ
Eleutherococcus spinosus (L.f.) S.Y.Hu
別名
ウコギ
ヤマウコギ
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  • ヤマウコギ
英名
No Information
中国名
No Information
花期
5月
生薬名
五加皮(ゴカヒ)
薬用部位

根皮

成分

No Information

産地と分布

本州,四国に分布し,山野に普通に生える.

植物解説

落葉低木.樹高約2 m.幹は束生して曲がり,分枝して茶褐色のトゲがある.葉は長枝に互生し,短枝には集まって付き,掌状複葉で小葉は5個,やや不同大の倒卵状楔形か狭倒卵状楔形で長さ2~7 cm,鋭頭か鈍頭で内向鋸歯縁.葉腋に黄緑色の小さな花を多数,散形花序に密生する.

薬効と用途

鎮痛,強壮,強精,利尿作用があり,リウマチ痛,膝や腰の筋力低下,インポテンツ,浮腫,脚気などに用いる.焼酎漬けにしてもよい.本種は中国原産のヒメウコギ,マンシュウウコギの代用とされた.
アクが少なく柔らかい若葉や若芽は,天ぷら,ごま和え,菜飯にして食べる.

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