熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

キジカクシ科
Asparagaceae
ヤブラン
Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey
ヤブラン
写真をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。
  • ヤブラン
英名
big blue lilyturf, lilyturf, border grass, monkey grass
中国名
闊葉山麦冬,闊葉麦門冬
花期
7~10月
生薬名
土麦冬(ドバクドウ)
薬用部位

根の膨大部

成分

サポニン(liriopeoside A, spicatoside A)

化学構造式

画像をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。

  • ヤブラン 化学構造式1
  • ヤブラン 化学構造式2
産地と分布

本州関東地方以西から沖縄,および中国,台湾,朝鮮南部に分布し,常緑樹林の樹陰に生える.

植物解説

常緑多年草.根茎は短く太く叢生し,木質.根は細長いが,ところどころ肥厚する.葉は叢生し,線形で長さ30~50 cm,鋭頭で鈍端か鈍頭で上部は下垂し,11~15脈がある.葉間から高さ30~50 cmの花茎を出し,淡紫色花を多数総状花序に付ける.

薬効と用途

滋養強壮,鎮咳去痰,利尿作用がある.生薬の麦門冬(ジャノヒゲ Ophiopogon japonicus)の代用品とされることがある.
観賞用に栽培されることがあり,葉が白く縁取られたフイリヤブランが好まれる.