ムクロジ科
Sapindaceae
ムクロジ
Sapindus mukurossi Gaertn.
- 別名
- ムク,シマムクロジ,ムニンムクロジ

- 英名
- soapnut, soapberry, washnut
- 中国名
- 無患子
- 花期
- 6月
- 生薬名
- ①延命皮(エンメイヒ)
- 薬用部位
①果皮,②花
- 産地と分布
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本州中部以南,四国,九州,および済州島,台湾,中国,ネパール,インド,インドシナに分布し,山林に生え,人家で栽培される.
- 植物解説
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常緑高木.樹高17 m位に達する.樹皮は黄褐色で滑らか,葉は羽状複葉,大型で互生し,5~8枚の広披針形の小葉を持つ.夏,枝の先に円錐花序で淡緑色の小さな花を開く.雌雄同種.果実は直径約2 cm,秋に黒い種子を含む.
- 薬効と用途
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果皮は気管支炎,咽喉カタル,痰などに用いる.目の充血や痛みには花の煎液で目を洗う.
果皮はかつて洗剤として,洗髪,洗濯,書画などの汚れ落としに用いられ,種子は羽根つきの球,数珠などの材料として用いられた.
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