アサ科
Cannabaceae
ムクノキ
Aphananthe aspera (Thunb.) Planch.
- 別名
- ムク,ムクエノキ
- 英名
- aphananthe muku tree
- 中国名
- 糙葉樹
- 花期
- 4月
- 生薬名
- 糙葉樹(ゾウヨウジュ)
- 薬用部位
樹皮および根皮
- 成分
タンニン((+)-catechin, quercetin),フラボノイド(quercetin3-O-glucoside),フェニルプロパノイド誘導体((2S, 4R)-2-carboxy-4-(E)-p-caffeoyl-1-methyl-hydroxyproline)
- 産地と分布
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本州から沖縄,および台湾,中国,朝鮮の暖帯から亜熱帯に分布し,山地に生えるが道端などにも普通に見られる.
- 植物解説
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落葉高木.樹高20 m,径1 mにもなる.葉は互生し有柄,卵形ないし卵状披針形で,若葉と同時に淡緑色の細かい花が開く.雌雄同種.核果は卵状球形で径12 mmほど,黒く熟す.
- 薬効と用途
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鎮痛作用があり,腰部の捻挫や疼痛に用いる.
果実は甘く食べられる.
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