アオイ科
Malvaceae
ムクゲ
Hibiscus syriacus L.
- 別名
- ハチス
- 英名
- rose of Sharon, Syrian ketmia, rose mallow
- 中国名
- 木槿,朝開暮落花
- 花期
- 7~9月
- 生薬名
- ①木槿皮(モクキンピ),②木槿花(モクキンカ),③木槿子(モクキンシ),④木槿根(モクキンコン)
- 薬用部位
①樹皮,②花,③果実,④根,⑤葉
- 産地と分布
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中国,インド原産.
- 植物解説
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落葉低木.樹高2~3 m.幹は直立,分枝し灰白色.葉は互生し,卵形でときどき3浅裂する.紫紅色または白色の5弁の花を腋性または頂生する.
- 薬効と用途
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樹皮は抗菌,抗真菌作用があり,チンキ剤(エタノールなどに浸すことで作る製剤)を水虫や田虫に外用する.花は清熱,止瀉作用があり,下痢,嘔吐,下血などに用いる.果実は頭痛,偏頭痛,咳などに用いる.根はできもの,咳,痔などに用いる.葉はできものに用いる.
土地を選ばないため観賞用として世界各地で栽培される.
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