アオイ科
Malvaceae
ボダイジュ
Tilia miqueliana Maxim.
- 別名
- コバノシナノキ
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- 英名
- No Information
- 中国名
- 南京椴
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- ①菩提樹花(ボダイジュカ),②菩提樹皮(ボダイジュヒ)
- 薬用部位
①花序,②樹皮,根皮
- 成分
No Information
- 産地と分布
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中国原産で,よく社寺に植えられる.
- 植物解説
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落葉高木.樹高8~10 mになり,大きなものは20 mになる.若枝には灰白色の星状毛がやや密に生える.葉身は三角状卵形で,先は鋭く尖り,基部は歪んだ切形または浅心形.葉柄の基部の側方に8~10 cmの花序を伸ばし,10~20個の花を付ける.花弁は淡黄色.果実は球形で,短い星状毛が密生して灰褐色.
- 薬効と用途
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花の粉末や煎液は鎮痙,鎮静,発汗作用がある.樹皮や根皮は過労による肉体や精神の疲弊による脱力感に酒を注いで服用する.
釈迦はボダイジュの下で悟りを開いたとされるが,そのボダイジュは本種でなくクワ科のインドボダイジュである.インドボダイジュは仏教の聖樹とされる.
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