熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

キク科
Asteraceae
フキ
Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.
別名
オオブキ,ヤマブキ,オオバ
フキ
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  • フキ
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英名
butterbur, giant butterbur, great butterbur, sweet-coltsfoot
中国名
蜂頭菜
花期
3月
生薬名
①蕗の薹(フキノトウ)
薬用部位

①花茎,②葉,③根

成分

花茎にセスキテルペン(fukinolide, fukinanolide, β-bisabolene)

化学構造式

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  • フキ 化学構造式1
  • フキ 化学構造式2
  • フキ 化学構造式3
産地と分布

本州から沖縄,および朝鮮,中国に分布,山野や平地の道端など湿った土地に生える.

植物解説

栽培もされる多年草.根生葉は花後に伸長し,柄が長く,腎臓状円形,幅15~30 cm.雌雄異株.早春に根茎から花茎を出し,雄花は白黄色,雌花は白色,若い花茎をフキノトウといい,食用にする.

薬効と用途

花茎や葉は鎮咳去痰,苦味健胃作用があり,咳,胃もたれ,胃痛,喉の痛みなどに用いる.生の葉は切り傷,虫刺されに外用する.生の根は打ち身,外傷,喉の痛みに服用,またはつき潰して患部に塗布する.
葉柄や花茎は食用である.

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