クサスギカズラ科
Asparagaceae
ハラン
Aspidistra elatior Blume
- 別名
- バラン

- 英名
- cast-iron-plants, bar room plant
- 中国名
- 蜘蛛抱蛋
- 花期
- 2~3月
- 生薬名
- 蜘蛛抱蛋(チチュホウタン)
- 薬用部位
根茎
- 産地と分布
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九州南部の宇治群島,黒島,諏訪之瀬島の原産.かつて中国南部が原産とされたが,中国での野生は見つかっていない.
- 植物解説
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多年草.根茎は横臥し,やや太く強剛で鱗状葉がある.葉は根生し,長柄があり,長楕円状披針形で長さ30~50 cm.平滑で光沢があり,鋭尖頭.鱗状葉の葉腋に高さ2~7 cmの花茎を出し,帯褐紫色で浅い鐘状の花を茎の頂に単生する.
- 薬効と用途
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利尿,強心,去痰,強壮作用がある.
庭園用,切り花用に栽培される.葉は寿司などの間仕切りや敷物,日本料理の飾りつけとして用いられる.
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