クロウメモド科
Rhamnaceae
ハマナツメ
Paliurus ramosissimus (Lour.) Poir.

- 英名
- No Information
- 中国名
- 馬甲子
- 花期
- 7~9月
- 生薬名
- 馬甲子(バコウシ)
- 薬用部位
根と葉
- 産地と分布
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本州南部から沖縄,および韓国済州島,台湾,中国,インドシナに分布し,沿海地に生える.
- 植物解説
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落葉低木.幼樹には托葉の変化したトゲがある.葉は広卵形または裸年圭,鈍円頭,細かな鈍鋸歯があり,三行脈がある.花序は数花よりなる集散花序で,短い花序柄があり,枝の上部の葉腋に出る.果実は倒円錐形の核果で,白茶色の絨毛でおおわれる.果頭の周縁に,3浅裂して歯牙のある広い翼が発達する.
- 薬効と用途
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解毒,鎮痛作用があり,咽喉痛,リウマチ,打撲傷などに用いる.打撲傷には煎液を外用してもよい.中国で薬用にされる.葉や花はナツメと似るが,果実の形態が大きく異なる.
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