モクセイ科
Oleaceae
ネズミモチ
Ligustrum japonicum Thunb.
- 別名
- タマツバキ
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- 英名
- Japanese privet, wax-leaf privet
- 中国名
- 日本女貞
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- ①女貞子(ジョテイシ),②女貞葉(じょていよう)
- 薬用部位
①果実,②葉
- 成分
① にトリテルペノイド(oleanolic acid, ursolic acid, acetyloleanolic acid)
- 産地と分布
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本州関東南部以西,四国,九州,沖縄,および朝鮮,台湾に分布し,暖地の山林に生え,日本では各地で植栽される.
- 植物解説
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常緑低木.樹高2~3 m.幹は直立し灰色,枝はよく分枝する.葉は有柄で対生,楕円形で鈍頭.新枝の先に円錐花序をだし,白色の小さな花を多数付ける.果実は長楕円形で11月に紫黒色に熟する.
- 薬効と用途
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果実は強壮,強精,緩下,強心作用があり,足腰の筋力の低下,白髪,視力低下,かすみ目,便秘などに用いる.煎液の服用のほか,粉末,薬用酒にしても効果がある.葉は消炎,鎮痛作用があり,あぶって柔らかくしたものを腫れ物に貼付したり,浴湯料として皮膚疾患に用いたりするほか,胃潰瘍には煎じて服用する.歯痛には葉を噛む.
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