熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
ナニワイバラ
Rosa laevigata Michx.
ナニワイバラ
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  • ナニワイバラ
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英名
Cherokee rose
中国名
金桜子
花期
5月
生薬名
①金桜子(キンオウシ),②金桜根(キンオウコン),③金桜葉(キンオウヨウ),④金桜花(キンオウヨウ)
薬用部位

①偽果(果実に見える部分),②根,③葉,④花

成分

果実にフラボノイド(kaempferol, tiliroside),トリテルペン(arjunic acid)

化学構造式

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  • ナニワイバラ 化学構造式1
  • ナニワイバラ 化学構造式2
  • ナニワイバラ 化学構造式3
産地と分布

中国南部の原産で,日本には暖地で野生化している.

植物解説

つる性常緑低木.茎はトゲがあり,毛は無い.葉は3出複葉,小葉は短柄をもち,楕円形,先端は尖り,基部はくさび型.縁には細かい鋸歯があり,両面無毛.花は小枝の先に1個付き,大型で径5~7 cm,白色,花柄と萼筒にはトゲが多い.偽果は楕円形で,黄色に熟する.

薬効と用途

偽果は下痢,頻尿,遺精などに用いる.葉は腫れ物や潰瘍に汁を外用する.花や根は偽果と同様の作用がある.
花が大きく病気や害虫も少ないため観賞用に栽培される.江戸時代に大阪の植木屋が普及したためナニワイバラの名がつけられた.