バラ科
Rosaceae
ツクシイバラ
Rosa multiflora Thunb. var. adenochaeta (Koidz.) Ohwi
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- 英名
- No Information
- 中国名
- No Information
- 花期
- 5月
- 生薬名
- 営実(エイジツ)
- 薬用部位
偽果(果実に見える部分)
- 成分
No Information
- 産地と分布
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九州,四国,および朝鮮南部,中国中西部に分布し,河川敷によく生える.
- 植物解説
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落葉低木.ノイバラの変種とされる.ノイバラとの区別点として,小葉が大きく下面に毛が少ないこと,花序や花柄に腺毛があること,花が淡紅色で径2~3 cmと大型であることなどがある.植物体全体的に大型である.
- 薬効と用途
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峻下(強い下剤作用),利尿作用があり,日本の民間では古くから便秘や浮腫に用い,家庭薬に配合されることもある.また,腫れ物や座瘡には煎液で洗ったり冷湿布として用いたりする.
淡紅色の美しい花を付けるため,観賞用に栽培されることもある.熊本県では主に球磨川沿いに生育地が知られており,「球磨川ツクシイバラの会」などが結成され保護活動が行われている.
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