ウルシ科
Anacardiaceae
チャンチンモドキ
Choerospondias axillaris (Roxb.) B.L.Burtt et A.W.Hill
- 別名
- カナメノキ

- 英名
- Nepal hog plum
- 中国名
- 南酸棗
- 花期
- 5月
- 生薬名
- 南酸棗(ナンサンソウ)
- 薬用部位
樹皮
- 産地と分布
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熊本県,鹿児島県,および台湾,中国,タイ,ヒマラヤに生育する.
- 植物解説
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落葉高木.雌雄異株.樹高22 mに達する.樹皮は灰紫褐色,縦に裂け,薄く剥がれ落ちる.葉は奇数羽状複葉で長さ25~35 cm,小葉は7~13個,卵状長楕円形~長楕円形,縁は波状または全縁,裏面脈上に毛がある.雄花は円錐花序に付き,雌花は腋生の枝に1個付く.果実は長さ2.5 cm,外果皮は汚黄色,中果皮は多肉.
- 薬効と用途
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膏薬を作り,やけど,傷の出血,乾癬に外用する.中国で薬用にされる.
日本では熊本県,鹿児島県だけに自生する.果肉は甘酸っぱく食用.
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