ヒガンバナ科
Amaryllidaceae
タマスダレ
Zephyranthes candida (Lindl.) Herb.
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- 英名
- autumn zephyrlily, white windflower, Peruvian swamp lily
- 中国名
- 蔥蓮
- 花期
- 2~3月
- 生薬名
- 肝風草(カンプウソウ)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
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南米が原産で,日本には明治初年に渡来した.
- 植物解説
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多年草.地下にラッキョウ型の鱗茎があり,葉は叢生し花茎より長く約30 cm.白色で淡紅色のぼかしがある花を茎上に単生する.さく果は球形で3室に裂開し少数の種子が出る.
- 薬効と用途
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小児の急なひきつけやてんかんなどには,半量の食塩とともにつき潰したものを二つに分け,左右のこめかみ付近に貼り,ガーゼで覆う.服用するという用法もあるが,含有アルカロイドは有毒であるため現在は行わない.ノビルなどの山菜と間違えて食べ,中毒を起こす例もある.観賞用に植栽される.
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