ラン科
Orchidaceae
シュンラン
Cymbidium goeringii (Rchb.f.) Rchb.f.
- 別名
- ホクロ,ジジババ,シナシュンラン,タイワンシュンラン

- 英名
- riverstream orchid
- 中国名
- 春蘭
- 花期
- 4月
- 生薬名
- No Information
- 薬用部位
根
- 成分
No Information
- 産地と分布
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日本各地,および中国,朝鮮に分布し,低山帯の乾燥した林内に生える.
- 植物解説
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多年草.葉は暗緑色で,叢生し線形で長さ20~50 cm,縁に粗雑な鋸歯がありざらつく.普通は1茎に1花付け,花茎は根際から出て葉より短く,色は主に淡黄緑色で多少香気のあるものもある.観賞用として広く栽培される.
- 薬効と用途
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ひびやあかぎれに,乾燥した根の粉末をハンドクリームに練り合わせて,患部に塗る.生の根を潰して指先で揉んで餅のようになったものを塗ってもよい.膵臓の病気には根を用いる.果実の中の細かい種子は,出血に外用する.
いわゆる東洋ランの一つとして観賞用に栽培される.蕾や花をサラダの彩として生食するほか,天ぷらや汁の実,酢の物にして食する.蘭茶は塩漬けにした花に湯を注いで香りを楽しむ飲み物で,古くから日本では慶事の際にお茶として用いる.
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