ガマズミ科
Viburnaceae
サンゴジュ
Viburnum odoratissimum Ker Gawl. var. awabuki (K.Koch) Zabel
![サンゴジュ](https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/yakusodb/images/c050.jpg)
- 英名
- sweet viburnum
- 中国名
- 日本珊瑚樹,旱禾樹
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- 沙糖木(サトウボク)
- 薬用部位
葉,樹皮,根
- 産地と分布
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本州西部から沖縄,および朝鮮南部,中国長江南部に生育する.
- 植物解説
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常緑高木.樹高10 m以上.幹は直立して伸長が早い.葉は対生し,楕円形で長さ15~20 cm,厚く革質で上面には光沢がある.花は頂生の円錐花序に付き,白い車状から筒状の花を開く.夏に果実が赤熟し美しい.
- 薬効と用途
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清熱,鎮痛,排膿作用があり,カゼ,リウマチ,打撲の腫痛,骨折に用いる.葉は適宜外用してもよい.
熟した果実は美しく,和名の由来となった.観賞用に植栽される.また,防火樹,防風林用として植栽される.
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