キジカクシ科
Asparagaceae
コヤブラン
Liriope spicata Lour.
- 別名
- リュウキュウヤブラン,チョウセンヤブラン
- 英名
- creeping lilyturf, creeping liriope, lilyturf, monkey grass
- 中国名
- 山麦冬,麦門冬
- 花期
- 7~9月
- 生薬名
- 麦門冬(バクモンドウ)
- 薬用部位
根の膨大部
- 産地と分布
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本州から沖縄,および台湾,中国,朝鮮,インドシナ半島に分布し,林内に生える.
- 植物解説
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常緑多年草.ヤブランと似るが,走出枝(ランナー)を出して増えるため,群落を作る.花はヤブランよりまばらである.
- 薬効と用途
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韓国,中国湖北省の麦門冬は本種を基原とするが,日本薬局方の基原(ジャノヒゲ)とは異なる.以下,ジャノヒゲの項目から引用.
鎮咳去痰,清熱などの作用があり,乾燥性の咳や粘り気のある痰が出る症状に良い.口渇,寝汗,便秘,煩躁,不安感,動悸などにも応用される.漢方処方では麦門冬湯,竹茹温胆湯,温経湯などに配合される.
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