ブナ科
Fagaceae
クリ
Castanea crenata Siebold et Zucc.
- 別名
- シバグリ,チョウセングリ
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- 英名
- Korean chestnut, Korean castanea, Japanese chestnut
- 中国名
- 日本栗
- 花期
- 4~6月
- 生薬名
- ①栗毛毬(リツモウキュウ),②栗葉(リツヨウ)
- 薬用部位
①いが,②葉,③樹皮
- 産地と分布
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北海道西南部から九州,および朝鮮に分布し,山地に生え果樹として植栽される.
- 植物解説
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落葉高木.樹高約17 m.幹は直立し,枝が繁る.葉は互生し,長楕円状披針形か狭長楕円形で長さ8~15 cm,鋭尖頭で波状鋸歯縁.雌雄同種.雄下垂は直立,淡黄白色の雄花を尾状花序に密生する.雌花序は尾状花序の基部につく.堅果は2~3個,とげのある総苞(いが)に包まれる.
- 薬効と用途
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うるしかぶれに,いが,葉,樹皮の煎液を冷やして患部を洗う.やけどにも同様に用いる.
果樹として栽培され,日本での歴史は古い.野生品はシバグリとよばれ,果実は小さい.
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