シソ科
Lamiaceae
クサギ
Clerodendrum trichotomum Thunb.
00:00 / 00:00

- 英名
- harlequin glorybower, glory tree, peanut butter tree
- 中国名
- 海州常山
- 花期
- 8~10月
- 生薬名
- ①臭梧桐(シュウゴトウ),②臭梧桐根(シュウゴトウコン)
- 薬用部位
①茎葉,②根
- 産地と分布
-
北海道から沖縄,および朝鮮,中国,台湾に分布し,日当たりのよい山地,丘陵の適潤地に生える.
- 植物解説
-
落葉小高木.樹高約3 m.多くの枝を分かち,樹形は不整形.葉は対生,有柄で広卵形で先端が尖る.枝端に散房花序を作り,多数の白色花を付ける.果実は丸く藍色,下部に星形で紅紫色の宿存萼がある.
- 薬効と用途
-
茎葉,根ともに降圧,鎮痛作用があり,リウマチ,半身不随,高血圧などに用いる.皮膚病,腫れ物,痔には生の葉の煎液で患部を洗う.
和名の通り葉は異臭を有するが,若葉は灰汁抜きし水でさらして,お浸し,あえ物などの料理に山菜として食べることができる.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。