キョウチクトウ科
Apocynaceae
キョウチクトウ
Nerium oleander L. var. indicum (Mill.) O.Deg. et Greenwell
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- 英名
- Indian oleander, exil tree
- 中国名
- 夾竹桃
- 花期
- 6~11月
- 生薬名
- 夾竹桃(キョウチクトウ)
- 薬用部位
葉,樹皮
- 産地と分布
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インド原産で,日本には江戸時代に渡来し,観賞用に庭園に植栽される.
- 植物解説
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常緑低木.樹高3 m.若枝はやや太く,緑色で微毛がある.葉は通常3輪生し,厚い皮質の線状披針形で長さ15~27 cm,鋭頭で全縁無毛.
- 薬効と用途
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強心作用が知られているが,非常に強力であるため有毒植物として認識されている.かつて,枝を箸の替わりに利用して死亡した例もあるほどである.毒性は葉が最も強い.打撲の腫れ,痛みに煎液で患部を洗う.
白や赤をはじめ,花色に変化があり美しいため,各地で植栽される.乾燥や大気汚染にも強く,高速道路をはじめとする道路沿いなどによく植えられる.
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