スイカズラ科
Caprifoliaceae
キダチニンドウ
Lonicera hypoglauca Miq.
- 別名
- トウニンドウ,チョウセンニンドウ
- 英名
- No Information
- 中国名
- 紅腺忍冬(コウセンニンドウ)
- 花期
- 5月
- 生薬名
- 紅腺忍冬,金銀花
- 薬用部位
蕾もしくは開花し始めの花
- 産地と分布
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本州の一部,四国,九州,沖縄,台湾,中国南部に分布し,近海地に生える.
- 植物解説
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常緑つる性植物.茎は丸く,若枝は紫褐色で絹毛を密生,髄は中空.葉は有柄で対生し,葉身は狭卵形または卵形で長さ3.5~8 cm,先端は尖り基部は円形を呈し,表面は深緑色で光沢があり,主脈に沿って絹毛が生え,裏面は緑白色で短毛のほか赤褐色の腺点が多い.本年枝の先の葉脇から長さ2~8 cmの花柄を出し,2~4個の花を付ける.花冠は白色,のちに黄色に変わる.
- 薬効と用途
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清熱,解毒作用があり,できもの,声枯れ,下痢,肝炎,腎炎など用いられる.中国で薬用にされる.
本種とよく似たスイカズラと異なり,葉の裏に小さな腺点が密集する.
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