ナス科
Solanaceae
キダチトウガラシ
Capsicum frutescens L.
- 別名
- シマトウガラシ
- 英名
- Tabasco pepper, Cayenne pepper
- 中国名
- 小米辣
- 花期
- 7~11月
- 生薬名
- 唐辛子(トウガラシ),辣椒(ラッショウ),蕃椒(バンショウ)
- 薬用部位
果実
- 産地と分布
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南米の原産で,広く各地で栽培されている.日本では主に南西諸島や小笠原諸島で栽培される.
- 植物解説
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温帯栽培では一年草だが,熱帯では低木状になり,1.5 m以上に達する.トウガラシに似るが,葉は幅広く光沢があり,花は黄緑色で,果実は小さい.
- 薬効と用途
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食欲増進,消化促進,唾液分泌促進作用があり,粉末を服用する.また,皮膚刺激作用もあり,腰痛,筋肉痛,肩こり,リュウマチ,関節痛,神経痛にトウガラシチンキを塗る.トウガラシチンキは,刻んだトウガラシを4倍量のホワイトリカーに漬けて20~30日,冷暗所に置いたのち,布でこすとできる.
沖縄では島唐辛子の名で特産品として栽培される.また,タバスコの原料として知られる.
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