ヌマミズキ科
Nyssaceae
カンレンボク
Camptotheca acuminata Decne.
- 別名
- キジュ

- 英名
- cancer tree, tree of life, happy tree
- 中国名
- 喜樹
- 花期
- 7~8月
- 生薬名
- 喜樹(キジュ)
- 薬用部位
果実,樹皮,葉,根
- 産地と分布
-
中国中南部の原産.
- 植物解説
-
落葉高木.葉は互生し単葉,卵状楕円形で長さ10~30 cm,幅6~15 cm.雌雄異花,球状の頭花を付ける.雄頭花は頂生,雌頭花は液性.花弁は5枚で,淡緑色.果実は痩果,長さ2~3 cm.
- 薬効と用途
-
含有成分のカンプトテシンは,抗がん作用や抗白血病作用があるが,食欲不振,悪心嘔吐,血尿,白血球減少,脱毛,下痢,神経不安症などの副作用が強く,利用が難しい.カンプトテシンを出発点としたイリノテカン(irinotecan)は,肺がん,大腸がん,婦人科系がんの化学療法に利用されている.
公園樹,街路樹として植栽される.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。