マメ科
Fabaceae
アイラトビカズラ
Mucuna sempervirens Hemsl.
- 別名
- トビカズラ
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- 英名
- No Information
- 中国名
- 常春油麻藤
- 花期
- 4~5月
- 生薬名
- 牛馬藤(ギュウバトウ)
- 薬用部位
根および茎葉
- 成分
No Information
- 産地と分布
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九州,および中国に分布する.
- 植物解説
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常緑つる性木本.蔓ははじめ淡紫褐色で,太くなると灰白色でこまかくひび割れる.葉は3出複葉.太い枝から総状花序を下垂する.花序の軸は長さ12~20 cm,汚褐色の短毛を散生する.花は3~20個,暗紫色.莢果は長さ40 cm,7種子があり,密毛がある.種子は腎形,長さ3 cm,両面平たい.
- 薬効と用途
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リウマチ痛,貧血,月経不順などに用いる.中国で薬用にされる.
日本では熊本県山鹿市菊鹿町に樹齢1000年を超える個体の生育が知られ,国の特別天然記念物に指定されている.当園の個体は,そこから株分けされたものである.生育地では結実することはなかったが,1962年,当園の浜田善利助手(当時)は植物ホルモンで処理し初めて結実させた.2000年以降,長崎県佐世保市時計島,熊本県天草市倉岳町,福岡県久留米市で生育地が確認された.
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