熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ロウバイ科
Calycanthaceae
ロウバイ
Chimonanthus praecox (L.) Link
ロウバイ
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  • ロウバイ
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英名
winter sweet, Japanese allspice
中国名
蠟梅
花期
1月
生薬名
蠟梅花(ロウバイカ)
薬用部位

成分

精油(cineole, borneol, linalool)

化学構造式

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  • ロウバイ 化学構造式1
  • ロウバイ 化学構造式2
  • ロウバイ 化学構造式3
産地と分布

中国原産で,観賞花木として人家,庭園で植栽される.

植物解説

落葉低木.樹高2~4 m.幹は叢生して株状に分枝し,樹皮は灰褐色.葉は対生し,有柄で卵形か倒披針形で,長さ4~15 cm.鋭尖頭で全縁.やや薄く硬質で表面がざらつく.出葉前の前年枝に芳香のある内層片が暗紫色,中層片が黄色の花を多数付ける.

薬効と用途

鎮咳,解熱作用がある.また,胡麻油に漬けたものは火傷に外用する.
花が少ない冬季に芳香のある花を咲かせるため,花木として人気である.

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