熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

アケビ科
Lardizabalaceae
ムベ
Stauntonia hexaphylla (Thunb.) Decne.
別名
トキワアケビ
ムベ
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英名
No Information
中国名
那藤
花期
4月
生薬名
①野木瓜(ヤモクカ)
薬用部位

①茎および根,②果皮,③果肉,④種子,⑤葉

成分

全草にサポニン(staunoside A, B, F)

化学構造式

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  • ムベ 化学構造式1
  • ムベ 化学構造式2
  • ムベ 化学構造式3
産地と分布

関東地方から琉球列島,および朝鮮南部に分布し,また庭園に植えられる.

植物解説

暖帯性の常緑蔓性低木.茎は長く伸び,ときには径6 cmに及ぶ.葉は長柄,互生し,5~7小葉からなる掌状複葉.小葉は楕円形,全縁,平滑で3本の主脈がある.葉腋から緩い総状花序を出し,白色でやや淡紅紫色を帯びた花を3~7個付ける.果実は紫色の液果で卵円形.

薬効と用途

茎と根は強心利尿作用がある.果皮にも同様の作用がある.果皮,葉などには回虫や蟯虫に対する駆虫作用がある.
果肉は甘く美味なため食用になる.つるは強靭なため結束用の紐に用い,各種かご,細工物が作られる.種子から油を取り,食用や行灯用にする地方もある.