熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

トチカガミ科
Hydrocharitaceae
ミズオオバコ
Ottelia alismoides (L.) Pers.
別名
オオミズオオバコ,マルバノミズオオバコ
ミズオオバコ
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  • ミズオオバコ
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英名
duck-lettuce, waterplantain Ottelia
中国名
龍舌草,水車前草
花期
9~11月
生薬名
龍舌草(リュウゼツソウ)
薬用部位

全草

成分

モノテルペン(ottelione A, B)

化学構造式

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  • ミズオオバコ 化学構造式1
  • ミズオオバコ 化学構造式2
産地と分布

本州から沖縄,および朝鮮,中国,台湾,フィリピン,インド,東南アジア,オーストラリア,ヨーロッパ南部,アフリカ北東部に広く分布し,平地の沼,ため池,河川,水田などに生え,時に群生する.

植物解説

沈水生の一年草.根茎が無く,茎下部から多数ひげ根を出す.葉は根生して叢生し,長柄があり通常浮水生で初め倒披針形,のち卵心形から卵状長楕円形になり,長さ10~30 cm,鈍頭で全縁か細鋸歯縁.根生の花茎は水面まで伸長し,茎頂に白色か微紅紫色の一日花を単生する.

薬効と用途

鎮咳,去痰,解熱,消腫,利尿作用があり,喘息,咳,水腫,できもの,むくみ,やけどなどに用いる.できものややけどなどには粉末を患部に塗布する.
池沼や河川の改修,除草剤の使用などにより日本各地で絶滅が危惧されている.
和名はオオバコに葉が似ていることによるが,近縁ではない.