ミズアオイ科
Pontederiaceae
ミズアオイ
Monochoria korsakowii Regel et Maack
- 別名
- ナギ,ミズナギ(いずれも同属のコナギと共通)
- 英名
- heartleaf false pickerelweed, ovalleafed pondweed
- 中国名
- 雨久花
- 花期
- 7~11月
- 生薬名
- 雨久花(ウキュウカ)
- 薬用部位
全草
- 成分
No Informations
- 産地と分布
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北海道から九州,および朝鮮,中国,ウスリーなどに分布し,水田や沼地に生える.
- 植物解説
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一年草.茎や葉柄は多孔質で柔らかく,高さ20~40 cm.葉身は心形で長さ4~15 cm,深緑色で光沢がある.花は茎の先端に頂生し,多数の美しい青紫色の花を付ける.果実は卵状長楕円形で長さ約1 cm,先には角状の花柱が残る.
- 薬効と用途
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解毒,鎮咳,清熱作用があり,高熱,喘息,小児の丹毒などに用いる.中国で薬用にされる.九州北部では胃潰瘍に茎葉を煎じて服用するか、みそ汁の具に茎葉を刻んで入れ、朝夕飲むという療法がある.
生育環境の悪化により各地で絶滅が危惧されている.熊本県ではかつて平地の池沼に見られたが,現在確認できるのは熊本市の一か所のみである.
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