セリ科
Apiaceae
ボタンボウフウ
Peucedanum japonicum Thunb. var. japonicum
- 英名
- No Information
- 中国名
- 濱海前胡,日本前胡
- 花期
- 9~12月
- 生薬名
- No Information
- 薬用部位
①葉,②根
- 産地と分布
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本州関東地方以西,四国,九州,沖縄,および朝鮮,中国,台湾,フィリピンに分布し,海辺の向陽地に生える.
- 植物解説
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多年草.草丈約90 cm.茎は直立して分枝し,上部は有毛.葉は2~3回3出羽状複葉で,小葉は倒卵状くさび形で先端は2~3裂し,鈍頭.枝先に多数の白色の小さな花を複散形花序に付ける.果実は楕円形でやや扁平.
- 薬効と用途
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根は鎮咳,鎮静,利尿,強壮作用があり,カゼ,咳,体の弱り,高齢者の慢性気管支炎などに用いる.葉は煮て食べると滋養強壮薬になるとされる.魚肉中毒の予防に刺身のツマとして食べる.
沖縄では「長命草」とよばれ,健康野菜として食べられている.
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