熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
ハマナス
Rosa rugosa Thunb.
別名
ハマナシ
ハマナス
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  • ハマナス
  • ハマナス
英名
rugosa rose, Japanese rose, beach rose
中国名
玫瑰
花期
4~6月
生薬名
①玫瑰花(マイカイカ)
薬用部位

①花,②果実

成分

精油(geraniol, citronellol, nerol)

化学構造式

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  • ハマナス 化学構造式1
  • ハマナス 化学構造式2
  • ハマナス 化学構造式3
産地と分布

千葉県,鳥取県以北,および東アジアの温帯,亜寒帯に分布し,海岸の砂地に生える.

植物解説

落葉低木.樹高1~1.5 m.地下に伸びる枝によって繁殖し,ときに大群落を作る.枝にはトゲが密生.葉は2~4対の小葉のある奇数羽状複葉.花は紅色,稀に白色,5弁花.偽果は平たい球形.

薬効と用途

花には収斂作用があり,下痢,月経過多,および疲労に用いる.煎じらず熱湯を注いで服用する.果実は疲労回復作用があり,果実酒を作る.
観賞用として植栽される.花からはローズ油が採られ,香水原料となる.果実はローズヒップとしてハーブティーになる.根は染料として用いられ,秋田県で生産される絹織物「秋田八丈」の鳶色(小豆色に近い)が染められる.