熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

ウルシ科
Anacardiaceae
ヌルデ
Rhus javanica L.
別名
フシノキ
ヌルデ
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  • ヌルデ
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英名
Chinese sumac nutgall tree
中国名
鹽麩木,五倍子樹
花期
8~9月
生薬名
五倍子(ゴバイシ)
薬用部位

葉にできた虫癭(虫こぶ)

成分

タンニン(gallic acid, 1,2,3,4,6-pentagalloyl glucose)

化学構造式

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  • ヌルデ 化学構造式1
  • ヌルデ 化学構造式2
産地と分布

北海道から沖縄,および台湾,朝鮮,中国,インドシナ,インド,ヒマラヤに分布し,日当たりのよい丘陵地に生える.

植物解説

落葉高木.樹高5~10 m.樹皮は帯褐灰色で枝は太い.葉は互生し奇数羽状複葉,小葉は7~13個,長楕円形から卵状長楕円形,長さ5~12 cm,急鋭尖頭で粗い鋸歯縁.頂生の円錐花序に黄白色の小花を付ける.雌雄異株.

薬効と用途

止瀉(下痢止め),止血,止汗,鎮咳作用があり,下痢,咳,痰,血便などに用いられる.口内の腫れ物,歯痛などには粉末を塗布したり,煎液を扁桃炎のうがいに用いたりする.
虫こぶや実の粉末は,鉄くぎを混ぜてお歯黒に使われた.