ヒガンバナ科
Amaryllidaceae
ニンニク
Allium sativum L.
- 英名
- garlic
- 中国名
- 蒜
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- 大蒜(タイサン),葫(コ)
- 薬用部位
鱗茎
- 産地と分布
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西アジアから地中海沿岸の原産といわれ,日本には古い時代に中国から渡来し,各地で栽培されている.
- 植物解説
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多年草.草丈60~70 cm.鱗茎は5~6個の小鱗茎からなり,淡褐色の乾皮質の鱗状茎をかぶる.茎は直立する.葉は扁平な広線形で2~3個互生し,ときに葉腋にむかごを出す.茎の先に白紫色花を散形花序に付ける.
- 薬効と用途
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疲労回復,食欲増進,健胃,緩下(緩やかな下剤),血液の循環促進作用があり,疲労,虚弱,胃弱,便秘,カゼ,寄生虫症などに生や煮焼したものを食する.就寝前に焼酎漬けを少量飲用してもよい.冷え症にも効果がある.扁桃腺炎や円形脱毛症,腫れ物,いんきんたむしなどにすり潰した汁を塗布する.
鱗茎や若い茎葉は食用とする.
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