クスノキ科
Lauraceae
ニッケイ
Cinnamomum sieboldii Meisn.
- 別名
- ニホンケイヒ,ニッキ

- 英名
- Japanese cassia
- 花期
- 5月
- 生薬名
- 日本桂皮(ニホンケイヒ),肉桂(ニッケイ),肉桂皮(ニッケイヒ)
- 薬用部位
根皮
- 産地と分布
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中国原産.インドシナ,中国雲南省,日本南部の暖地に栽培,野生化する.
- 植物解説
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常緑高木.葉は先端が長く伸びた卵状長楕円形で,葉脈は基部から少し上で3つに分かれ,細い脈にやや直角となっている.下面白色.細い枝の葉腋から長い花柄を出して淡黄緑色の小さい花を開く.
- 薬効と用途
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芳香性健胃薬として,食欲不振,消化不良に粉末を飲む.
粉末は製菓や料理に使われる.京都の「八ッ橋」はよく知られているが,現在では主として中国産のセイロンニッケイ(C. zeylanicum = C. verum)やジャワニッケイ(C. javanicum)が利用されている.かつては,子供のおやつとして細い根を束ねたものが駄菓子屋に売られていた.
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