マンサク科
Hamamelidaceae
トキワマンサク
Loropetalum chinense (R.Br.) Oliv.
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- 英名
- Chinese fringe flower
- 中国名
- 繼木
- 花期
- 4月
- 生薬名
- No Information
- 薬用部位
①花,②葉
- 産地と分布
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本州と九州のごく一部,および中国南部,インド東北部に自生する.
- 植物解説
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常緑小高木.多数分枝する.葉はややいびつな楕円形~卵状長楕円形で,長さ1.5~4 cm,幅1~2.5 cm,鈍頭またはやや鋭頭,ほぼ全縁で縁はわずかに裏に巻き込み,両面ともに星状毛を散生する.花は今年伸びた枝の先に6~8個が集まり,花弁は白色.
- 薬効と用途
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花は鎮咳,止血作用があり,咳,鼻血,血便に用いるが,その都度温めて服用する.葉は止瀉(下痢止め)作用がある.
花木として庭園に植栽される.日本での分布は非常に限られており,静岡県,三重県,熊本県に野生するとされていたが,いずれも中国から導入された個体であるとの研究結果を受けて,環境省・熊本県のレッドリストから削除された.熊本県では県の条例で「指定希少野生動植物」になっている.
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