バラ科
Rosaceae
テリハノイバラ
Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Crep.
- 別名
- ハイイバラ
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- 英名
- memorial rose, Wichura’s rose
- 中国名
- 光葉薔薇
- 花期
- 5~7月
- 生薬名
- 営実(エイジツ)
- 薬用部位
偽果(果実に見える部分)
- 成分
No Information
- 産地と分布
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本州から沖縄,および中国,朝鮮に分布し,山野や海岸近くに生える.
- 植物解説
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落葉低木.枝は地を匍匐し,分枝しトゲがある.葉は互生で2~4対の小葉を付けた奇数羽状複葉,両面とも毛がなく,上面は光っている.花は枝の先に数個付き,白色の5弁花を水平に開く.偽果は卵状球形,長さ15 mmで,赤く熟し表面はなめらか.
- 薬効と用途
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偽果はノイバラと同様に薬用にでき,峻下(強い下剤作用),利尿作用があり,便秘や浮腫の改善に用いる.煎液の外用で腫れ物や挫創の改善作用がある.日本薬局方では,生薬営実の基原植物はノイバラ(R. multiflora)だけである.
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