熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

モチノキ科
Aquifoliaceae
タラヨウ
Ilex latifolia Thunb.
別名
ハガキノキ
タラヨウ
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  • タラヨウ
  • タラヨウ
  • タラヨウ
英名
lusterleaf holly
中国名
大葉冬青
花期
4月
生薬名
No Information
薬用部位

成分

フラボノイド(5-hydroxy-6,7,8,4’-tetramethoxyflavone, tangeretin, nobiletin)

化学構造式

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  • タラヨウ 化学構造式1
  • タラヨウ 化学構造式2
  • タラヨウ 化学構造式3
産地と分布

本州静岡県~九州,および中国中部の山地に生える.寺院や庭にもよく植えられる.

植物解説

常緑高木.樹高7~10 m,大きいものは20 mになる.全体無毛.葉は厚い革質で,楕円形で先は鋭く尖り,長さ10~17 cm,縁に多数の尖った細鋸歯がある.前年枝の葉腋にある短枝が伸び,分枝して短い円錐花序を作り,多数の花が群生する.雌雄異株.果実は枝に群がり赤熟する.
葉を傷つけると黒色に変わり,熱すると黒い円紋ができる.名はその葉に経文を書く仏教の聖木の多羅樹(ヤシ科の植物)になぞらえたもの.

薬効と用途

利尿作用があり,腎疾患の予防に健康茶として常用する.
葉を傷つけると傷ついた部分だけが黒く浮き出て文字が書けるため,「葉書」のもとになったと言われている.樹皮に鳥もちを含む.