熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

タコノアシ科
Penthoraceae
タコノアシ
Penthorum chinense Pursh
別名
サワシオン
タコノアシ
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  • タコノアシ
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英名
Oriental penthorum
中国名
扯根菜
花期
10月
生薬名
水沢蘭(スイタクラン)
薬用部位

全草

成分

タンニン(thonningianin A),フラボノイド(pinocembrin, quercetin)

化学構造式

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  • タコノアシ 化学構造式1
  • タコノアシ 化学構造式2
  • タコノアシ 化学構造式3
産地と分布

本州から九州,および朝鮮,中国に分布し,原野の湿地などに生える.

植物解説

多年草.茎は直立し,高さ50~90 cm.腺毛が散在する総状花序を付ける.和名は,花が並んだ様子をタコの足の吸盤が並んでいる様子に例えたもの.

薬効と用途

血の滞りを消す,水分代謝を正常にする作用があり,水腫,子宮出血,無月経などに用いる.打撲傷にはつき砕いて塗布する.中国で薬用にされる.

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