熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

キク科
Asteraceae
シロバナムシヨケギク
Tanacetum cinerariifolium (Trevir.) Sch. Bip.
別名
ジョチュウギク,ムシヨケギク,ペルシアムシヨケギク
シロバナムシヨケギク
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  • シロバナムシヨケギク
英名
pyrethrum flower, insect flower, Dalmatian pyrethrum
中国名
除蟲菊,白花除蟲菊
花期
3~5月
生薬名
除虫菊(ジョチュウギク)
薬用部位

頭花

成分

モノテルペン(pyrethrin I, II, cinerin I, II)

化学構造式

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  • シロバナムシヨケギク 化学構造式1
  • シロバナムシヨケギク 化学構造式2
  • シロバナムシヨケギク 化学構造式3
産地と分布

ヨーロッパバルカン半島の原産で,岩石の多い草原に生えるほか,薬用に広く栽培される.

植物解説

多年草.草丈30~60 cm.根生葉は叢生して長柄があり,茎葉は互生し,ともに2~3回羽状に深裂か全裂し,裂片は線形で鋭頭,薄質で裏面に毛が密生し,淡緑色.花茎を出し多数分枝して枝端に黄色の管状花と白色の舌状花からなる頭花を付ける.

薬効と用途

頭花の粉末をノミ取り粉,蚊取り線香,農業用殺虫成分の原料として用いる.茎や葉をいぶして蚊やりに用いる.
戦前は日本が生産量世界一で,世界中に輸出されていた.現在では観賞用に栽培される.