熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ジュンサイ科
Cabombaceae
ジュンサイ
Brasenia schreberi J.F.Gmel.
別名
ヌナワ,ミズドコロ
ジュンサイ
写真をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。
  • ジュンサイ
  • ジュンサイ
  • ジュンサイ
  • ジュンサイ
英名
watershield
中国名
蓴菜,蓴
花期
5~6月
生薬名
蓴(ジュン)
薬用部位

茎葉

成分

フラボノイド(junsainoside A, quercetin, kaempferol)

化学構造式

画像をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。

  • ジュンサイ 化学構造式1
  • ジュンサイ 化学構造式2
  • ジュンサイ 化学構造式3
産地と分布

北海道から九州,および朝鮮,中国,インド,オーストラリア,北米,西アフリカなどに広く分布し,各地の湖沼や古い溜池に群生する.

植物解説

多年草.根茎は横走する.葉は互生し,長葉柄を備え水面に浮かぶ.葉身は楯状楕円形.暗紅紫色の花を葉腋に付ける.果実は水中で熟し卵形.

薬効と用途

解熱,利尿作用がある.腫れ物には生の茎葉のしぼり汁を塗布する.
春から初夏にかけて,ぬるぬるした透明の寒天質で包まれた若い茎や葉を摘み取り,生のまま三杯酢で和えたり,汁の実に用いたりして食する.

参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。