クスノキ科
auraceae
ゲッケイジュ
Laurus nobilis L.
- 別名
- ローレル
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- 英名
- bay laurel, sweet bay, bay tree, true laurel
- 中国名
- 月桂
- 花期
- 3~4月
- 生薬名
- ①月桂葉(ゲッケイヨウ),ローレル,ベイリーフ,②月桂実(ゲッケイジツ)
- 薬用部位
①葉,②果実
- 産地と分布
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南ヨーロッパ原産.庭園でよく栽培される.
- 植物解説
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常緑高木.樹皮は黒褐色.葉は互生し,革質,長楕円形,全縁またはやや波形,砕くと芳香がある.葉柄は長さ約1 cmで紫色.散形花序を腋生し,雌雄異株.花は小さく黄色.液果は楕円形,暗紫色.
- 薬効と用途
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葉,果実ともに芳香性苦味健胃,駆風,去痰,利尿作用があるほか,フグの解毒作用もある.神経痛やリウマチにはエキスや煎液を外用する.不眠症には浴湯料としたり,ポプリを利用したりする.
葉には芳香と苦味があり,魚や肉の煮込み料理に用いられる.古代ギリシアでは葉の冠である月桂冠を勝利の象徴としてオリンピックの勝者の頭に飾られ,現代のオリンピックに受け継がれている.
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