熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
クサボケ
Chaenomeles japonica (Thunb.) Lindl. ex Spach
別名
シドミ,ノボケ,コボケ
クサボケ
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  • クサボケ
  • クサボケ
  • クサボケ
英名
dwarf quince, Maule’s quince, Japanese flowering quince
中国名
和圓子,日本木瓜
花期
2~4月
生薬名
和木瓜(ワモッカ)
薬用部位

果実

成分

有機酸(malic acid, citric acid, tartaric acid)

化学構造式

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  • クサボケ 化学構造式1
  • クサボケ 化学構造式2
  • クサボケ 化学構造式3
産地と分布

本州~九州の山地原野に生える.

植物解説

常緑小低木.樹高30~100 cm.枝には長さ1 cm前後のトゲ状の短枝がある.葉は倒卵形,円頭,基部は狭いくさび形,縁には鈍鋸歯がある.長さ2.5~5 cm,幅10~17 cmくらい.葉に先立って朱紅色の5弁花を枝の下部に単生または4~5個束生する.花に雄花と雌花の別がある.果実は径3 cm,球形で黄熟する.

薬効と用途

ボケと同様に用いることができる。強壮,鎮咳,鎮痙作用があり,むくみ,関節痛,下肢の筋肉痛などに用いる.焼酎漬けは疲労,不眠,冷え症,暑気あたりによる筋肉痙攣などに用いる.