熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

ナデシコ科
Caryophyllaceae
カワラナデシコ
Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams
別名
ナデシコ,ヤマトナデシコ
カワラナデシコ
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  • カワラナデシコ
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英名
large pink
中国名
長萼瞿麥,長筒瞿麥
花期
冬以外年中
生薬名
①瞿麦(クバク),②瞿麦子(クバクシ)
薬用部位

①全草,②種子

成分

全草にサポニン(vaccaroside A, dianoside A)

化学構造式

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  • カワラナデシコ 化学構造式1
  • カワラナデシコ 化学構造式2
産地と分布

北海道から九州,およびユーラシア大陸の温帯に広く分布し,山野の草地に生える.

植物解説

多年草.草丈50~100 cm.茎は数本叢生して直立する.葉は対生し,線形か線状披針形で長さ3~9 cm,両端が尖り全縁.基部は茎を抱く.上部でまばらに分枝した茎の頂に淡紅色,まれに白色の花を付ける.

薬効と用途

全草は清熱,利尿,駆瘀血,通経作用があり,膀胱炎,排尿障害,尿路結石など,主に泌尿器系疾患に用いる.種子は利尿,通経作用があり,民間で浮腫や月経不順に用いる.種子はかつて妊娠中絶薬として用いられており妊婦の服用は禁忌である.