バラ科
Rosaceae
オオカナメモチ
Photinia serratifolia (Desf.) Kalkman
- 別名
- ナガバカナメモチ,タロコビワ
- 英名
- Taiwanese photinia, Chinese photinia
- 中国名
- 石楠
- 花期
- 4月
- 生薬名
- 石楠(セキナン)
- 薬用部位
葉
- 産地と分布
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岡山県,愛媛県宇和島,奄美諸島,西表島,および台湾,中国南部,インドネシアに分布する.
- 植物解説
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常緑高木.樹高4~6 m.葉は革質で長楕円形,または長倒卵形か卵状楕円形,縁には基部を除いて鋭い細鋸歯があり,幼時中肋上に軟毛があるがのち両面無毛になる.枝先に多数の白色花を散房花序に付ける.果実はほぼ球形で紅紫色に熟する.
日本で「石楠」,「石楠花」と書けばツツジ科のシャクナゲのことを言うが,本来はオオカナメモチのことを指す.
- 薬効と用途
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鎮痛作用があり,神経性疼痛,足腰の無力感,リウマチ痛などに用いる.
樹形や花が美しく,公園や庭園に植栽される.花は独特の臭気を持つ.
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