シソ科
Lamiaceae
イブキジャコウソウ
Thymus quinquecostatus Celak.
- 別名
- イワジャコウソウ,ナンマンジャコウソウ
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- 英名
- Japanese thyme
- 中国名
- 地椒
- 花期
- 4~8月
- 生薬名
- 吹麝香草(イブキジャコウソウ),百里香(ヒャクリコウ)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
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北海道,本州,九州,および朝鮮,中国北部,東北部,モンゴル,ヒマラヤ,アフガニスタンに分布し,日当たりのよい岩地,ときに平地,海岸の崖などに生える.
- 植物解説
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樹高は3~15 cm.茎の上端は斜上,多数分枝し細い.葉は狭卵形~卵形,長さ5~10 mm,全縁で鈍頭,両面に腺点がある.頂生の花穂に淡紫色の唇形花を数段密生する.分果は円形で径約1 mm.
和名は伊吹麝香草で,伊吹山に多く全体に芳香があるのでいう.
- 薬効と用途
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発汗,収斂,強壮,利尿作用があり,カゼや熱,頭痛,咳,痰に,湯呑に入れて熱湯を注いで用いる.また,香り付けの目的で浴剤に配合される.煮物の香り付けにも使う.
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