熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

タデ科
Polygonaceae
アイ
Persicaria tinctoria (Aiton) Spach
別名
タデアイ,アイタデ
アイ
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  • アイ
英名
Chinese indigo, Japanese indigo
中国名
蓼藍
花期
8~11月
生薬名
①藍実(ランジツ),②藍葉 (ランヨウ)
薬用部位

①種子,②葉

成分

葉に配糖体(indican).インドキシル配糖体(インディカン)→インディカンが加水分解でインドキシルになり空気酸化されてインディゴになる.フラボノイド(3,5,4’-tryhydroxy-6,7-methylenedioxy-flavone, isoquercitrin)

化学構造式

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  • アイ 化学構造式1
  • アイ 化学構造式2
  • アイ 化学構造式3
産地と分布

インドシナ地方南部原産と考えられ,古くから栽培される.日本では主に徳島県で栽培されている.

植物解説

一年草.草丈50~60 cm.茎は円柱形で柔軟,紅紫色を帯び,上部で分枝する.葉は互生,有柄,長楕円状披針形から卵形,長さ2~8 cm,鋭頭で全縁.穂状花序に対し食の小さな花を密生する.

薬効と用途

種子は消炎,解熱,止血などの作用があり,扁桃腺炎,咽頭炎などに服用する.葉は虫刺され,痔などに外用する.
日本人に最も親しまれた染料であり,藍色の原料となる.木綿の普及に伴い江戸時代を代表する色となった.乾燥させた葉を発酵させたものを染料として用いる.