シソ科
Lamiaceae
ミツバハマゴウ
Vitex trifolia L.
- 別名
- タチハマゴウ,シルフーキ
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- 英名
- simpleleaf chastetree
- 中国名
- 蔓荊
- 花期
- 8~11月
- 生薬名
- ①蔓荊子(マンケイシ)
- 薬用部位
①果実,②茎葉
- 産地と分布
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奄美大島以南の沖縄,および東南アジア,ミクロネシア,オーストラリア,東部アフリカなど広く分布する.
- 植物解説
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落葉低木.樹高2 m以上に達する.幹は直立,または斜上する.葉は普通3小葉,倒卵形~ゆがんだ倒卵状楕円形,裏面は灰白色で先が少し尖る.円錐花序は頂生し,花は淡紅紫色.果実は球形で約5 mm.
- 薬効と用途
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果実はカゼの治療,鎮痛作用があり,カゼの症状,関節痛,頭痛,リウマチなどに用いる.また,目や耳の症状として高齢者の視力や聴力の低下,めまい,中耳炎による耳垂れなどにも用いる.漢方処方では清上蠲痛湯,洗肝明目湯などに配合される.茎葉や果実は神経痛や手足のしびれに浴湯料とする.
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